https://x.com/kznk_nd/status/1713556753898746344?s=46&t=7FJ-HkkD9r7kbWJXmNsuxw
先週末、第4回のわちゃわちゃイベントが無事開催されました。
またまた例によってレポートをまとめていこうかなと思います。
とりあえずおさらいから。
念舞祭って?
ネス使いのネス使いによるネス使いのためのオフライン祭典。
細かいことは前回書いてる。
https://omochi1211.hatenadiary.com/entry/2023/06/12/021109
発端は「ネス使いなら誰でもカジュアルに参加できるイベントを用意したい」という目的から。
コロナによるオンラインとオフラインの盛り上がり方に乖離がある中、明けてみればオンライン勢はメキメキと成長、禍で少ないオフを必死に駆け回ったフットワークの軽い学生などが着実に力をつけ、ベテラン達を食い荒らすなどの大躍進…というのは表舞台の話。
ここで注目したいのは成長し切ったイベント空間問題である(成長してる事自体は大変好ましい事である)。
明けの対戦会のレベルは封を切られたように勝手にどんどん上がる。
逆に言えば参加ハードルも瞬く間に上がっていくわけで、スマブラーの卵達が参加を渋ってる内に“マジで参加ができなく”なったイベントも少なくないのかも。
本来であればオフラインの大会も数を大きく増やし、レベル別の大会、または気軽な対戦会がもっと大々的に取り上げられて然るべきであったが、コロナの関係で“緩やかな増加”を阻害され、需要があったはずの数多の対戦会※は人数不足により沈黙、指の数の対戦会が残り今に至る。
そんな中で改めて求められたものが、カジュアルに“スマブラを楽しめる”空間であった。
要は「カタギと対戦するにはこのゲームをやりすぎていて、でも今の対戦会のハードルは飽和していて出る幕がない」という絶妙なポジションの人類が増えたと思ってる。
これは単純人口だけでなく、この“ガチに短しカタギに長し”な実力範囲がかなり広い事も原因。
たとえば昔は実力1400くらいでも勝ちをぽろっと拾っていたけど、今は1600くらいがタイマンとして楽しむためのボーダー、みたいになってるかも。知らんけど。
一方下部は相変わらずVIPに行くか行かないかで揉めてて、しかも割と大変になってるという始末。
そんなこんなで、ここら辺の層も気軽に来れて、当然に最上位も問題なく来れて、もれなくどちらも上を目指せちゃったら最高だよね!って感じの緩めのハードルを目指してイベントは生まれたわけです。多分僕だけが思ってるかもしれんわかんない。
※町田で行われ多くの期待のルーキーを輩出するStepUpなどは大成功の例(運営もめっちゃ優しいし強いぞ)。本来ならここと同レベルのオフ、またこれより1,2ランクほどカジュアルな“有名オフ”がもう少し生まれるはずだったのでは?と筆者は考える。
具体的なレポートというか日記
12時過ぎに合流。
受肉にあたって特大の枷を持っているため、午前中は病院送りになってたり。
のんびりきたけど今回は全体的にゆっくり進行、スタートは2時なのでとりあえず人数把握。
みんなに挨拶と、あわせて主催ののこちゃん、たぐやんと今日の話を詰めてたりなど。ここら辺は毎回恒例の流れ。
今回は何人か遅れそう、という連絡が確認できたため、開始は遅めでリスケ。
なんだかんだで事前のキャンセルを除けば、当日はみんな無事無事参加してたってわけ。えらい。
本戦 ネス固定チームトナメ
1回戦
不参加。
例によって運営が一人溢れるので、たぐやんと俺は交互に出ようってことに。
イベント時は俺はマイク持ってれば基本的に満足なので、ガッツリ出るよりはみんなが楽しく進められてるかを気にしてる。
一方ののこやたぐやんは前日から詰めること多しで、たぐやんに至ってはシステム周りや会場関係含めて彼が対応せざるを得ない事も多いので、なるべく余裕があるときには対戦側にまわってほしいな、と思ってたり。
尚、たぐやんは負けた。
裏1回戦
重い腰を上げる。
今回はダブルエリミ。メインイベントはダブルで最低でも2回は対戦できるように、と組んでるけど、今回は順位決定戦まで作ったので3戦はできる計算。
それはそれとして、俺も3回は対戦したいなぁと思いながらも本日初コントローラーを握ったのが本戦でゲラゲラ笑…えないよ困ったなって感じ。
相方のゆっくり君が丁寧にチームの動き、自分の持ちキャラであるキングクルールとの動きを踏まえた試合作りを即席レクチャーしてくれたおかげで、終わってみればキンクルが勝手に二人を蹂躙した。
裏2回戦
不参加。
たぐやんは勝った。
裏3回戦
参加。
まだ本日コントローラー握って3回目なのだいぶやばいな。
手が動き出してきたので、キンクルに介護してもらいながら動くことを心がける。
今回ルールは相方ネス固定なので、ネスの動きに合わせられるキャラチョイスをするチームもあれば、ネスネスで互いの理解度を高めて動くチームもあったりなんだけど、ウチはキンクルとチームネスの理解度が高い男におぶってもらって運営がヨイショするチーム。理想を体現できれば負けるわけないって。
裏4回戦
魔法が…解けた…
怒涛のルーザーズを駆け抜けたヨイショチーム、ここで散る。
実際はめちゃめちゃ良い勝負で、最後までギリギリの戦いだったなぁと僕は実況席で見つめていた。
ここに無敗のまま敗退する変な男が生まれた。
サブイベント ネスミラートナメ
1回戦
VSさんふじ
さんふじくんと会うのはこれが2回目。
手合わせは初かも。
蓋開けてみたらめちゃめちゃ人懐っこい、タバコの煙る兄ちゃんがニコニコ顔で待ってた。
よーしよしよし、早期バーストされて泣こうね〜って言いながら復帰をズタズタにしてやった。
ネスミラーにおいて、相手の復帰をズタズタにする事は最大限のリスペクトであり、蜜月の時間のようなもの。
殺す側は一切の慈悲を与えてはいけないし、受ける側には一掴みの生を噛み締める義務がある。
運ゲーとかおもんないとか舐めたこと言ってる奴はこの世界では生き残れない。ネスミラーは人類に対して平等なのだ。
俺とさんふじくんの間には強いアガペーがあり、その上で命を奪い合ったのだ。
2回戦
VSなかつ
ストレート負け。
エンジンに火がつくことなく、とは建前で着地狩りに死ぬほど弱いことが露呈した上で惨敗した。
同時に思ったより火力面とバ拒否は頑張れるな、と感じた次第。
オフで格上と対戦するとちゃんと自分の下手なところと上手いところが見えてくる。特にミラーの場合は「強みをどう凌ぐか」「弱みをどう補うか」「それを踏まえて人力≒個性をどこに出すか」の3点が勝敗を分ける。
実力がこちらを大きく上回った相手故、この3点を意識し、意識させられた実りを感じる敗退だった。
配信にも残ったのでよくよく見つめ直して後で少し泣く。
全工程が終わって
今回初参加の人がいたので改めて顔合わせを。
オンライン大会にはポツポツ出ており、実は3DS期からのネス使いであるコーY=モーノ君。
サブイベ前のフリーでも変則サンダームーブを遺憾なく発揮し、ネスの立ち回りの外れ値ここにあり、と言う姿を見れた。
初めてウメブラで会った時からもっと話したいなぁと思っていただけに、今回のオフに来てくれたのがとても嬉しかった。
創作鯖ではそこそこ会っているが、オフでは初めてのYelt君。
メインではランカーのインクル君や創作鯖主ののこちゃん、その他創作鯖の方々(殆どが関東圏ではない)との時間を大事にして欲しかったので挨拶に留める。
謎の長旅で見学枠にやってきたX勢、らぁちゃんこと雷鬼さん。
マジでX以来のオフとのことで、しかも2枠しかない見学枠での申請だったので楽しめたかなーと心配してた。
メインの配信中も隣で配信画面見ながら過ごしてたので、「サブイベドタ参する?」と聞いたらいやいや、と肩をすくめてた。
実際は耐えられずサブイベに飛び入り参加するわ、配信台でランカーにタコられるわでだーいぶどハマりしていて安心した。へへ、体は正直じゃねえか…今すぐ闘りたい、魂ァ奪い合いたいってよ。
そのうちX老人会やるからな。
今回ようやっと遠方から来たつじこうネスの跡を継ぐもの、インクル君。
立ち回りが柔軟で今回も大活躍してたし、やーっと話ができてやったねって感じ。
バイトも難しい高校生が遠方から来るっていうなら、おじさん奮発しちゃおっかな。いやほんとに遠路はるばるだからさ、ありがとうでいっぱいなんよ。
オンラインでの交流に対して明らかにオフ交流たりてなかった面々4人を特筆。
新規の人来て嬉しかった事は後ほど触れたい。
終わってみて 総評など
参加具合の話
まず、前回が規定人数30を超えての大盛況且つ半数ほどが関東圏外という稀有な空間だっただけに、今回の集まりは10人くらいを想定してた。
こういうものの人数変動は上振れ下振れはそこそこあって、大会と被ったり、リアルの事情と被ったり理由はさまざま。まして関東圏どころか東日本ですらないとなれば、まずコンスタントに来る方が変(失礼)と捉えてもおかしくないだろう。
実際集まりも割と遅めだっただけに、主催は終始不安でいっぱいな様子だった。
実際終わってみればキャンセルを差し引いても26人もの人が集まり、またまた高知やら兵庫やら訳のわからん遠方からくる人がいるわけ。
なんで???
更に初めて念舞祭に来てくれた方、そしてリピーターの皆々もいてくれたのはめちゃめちゃ嬉しかった。
主催ニキに胸張れよって言っといた。
主催は張る胸を骨折した。
カジュアルイベントは誰が勝つのか?
個人的に面白い話。
開催にあたって、運営はいろんな進行の関係で一旦参加者の実力を伺っておく。
カジュアルな空間を目指すとはいえ、このゲームは対戦ゲーム。残念ながら実力というものが目に見えてしまう事は避けられないが、何かしら策は必ず練っていく。
楽しもうと思って勇気出して来た未VIPくらいの人が2000ランカーに配信台でボッコボコにされた、なんて惨劇が起きたらもう地獄よ地獄(1敗)。
そういうことが起こらないように、また今回はチームなので拗れないように采配を振るう。
事実、今回のメンバーはカジュアルとは名ばかり、中央値が1600-1700相当くらいの高レベル。上は2000超えが2人。下は1300-1400くらいと推定。上限下限から順々にチームを組んでもらい、平均して同じくらいになるように配慮。
実際どうなったか?
びっくり。リザルトに傾向が出なかった。
つまりは2000+1300前後チームも、1600,1700構成チームもどちらも勝ち上がり、両構成共々リザルト入りを果たしたのだ。
何より、それぞれの組み合わせは互いに見せ場があり、実力以上のチーム貢献を果たした事実は、実況席で始末を見ていた僕が証明だ。
シングルが純粋な実力勝負だけに、“協力して勝つ”という感覚を持ってもらえたことが運営的に「やった」と思ったポイント。
チームでは力及ばなかった面々もその後のシングルでは活躍したりと、概ね活躍の機会が皆々あったんじゃないかな〜と。
誰が主役なのか、誰がターゲットなのか
目論見がうまくいったかどうかって話。
目指す思いに貴賎はない
誤解を恐れずに言えば、僕はこのイベントを強者だけの殺伐とした修羅場にも、弱者がちちくりあうぬるま湯にもどちらにもしたくなかった。
理由は2つ。
1つめは、“上”と“下”はどこにでもあるからだ。上というのはいわゆる普通のオフ大会。みんな勝ちにきてるから闘争心が出て当たり前。もし「負けてもいいか」なんて思ってたら場違いと言っても過言じゃない。下というのは…ほんとにどこにでもある、スマブラやってない人の空間や身内で「ぴけふぁれんだつよーい」とか「強キャラおもんないね」って言ってる様な空間。思想は自由だが、ネス使いで集まってまでやることじゃない。
先述した“ガチに短しカタギに長し”な人類の多くはこのどちらにも属せず…いや、属する機会を得られずにいる。故にそこをメインターゲットにしたいと考えた。
2つめは、”気軽に憧れて欲しい”と思ったからだ。
「憧れのプレイヤー」そのものはこのゲームをプレイしてる以上少なからずいると思う。ネス使いなら当然憧れるプレイヤー、がくと、Scend、Syrup、たらにと、Fsann、つじこう、FOW…名を挙げればキリがない。同時に、彼らは雲の上の存在でもある。手の届く距離に行こうとしているならきっとオフ大会に足を伸ばしているし、狂信しているなら行動に現れている。どちらでもないから依然雲の上にいる。我々は有名アイドルを目で追うくらいに、彼らに“なんとなく憧れてる”のだと思う。これは悪しきことでも咎めたいことでもなく、多くの人に「そうかもしれない」と共感して欲しい部分だ。
今回組み合わせたチームは先ほど述べたように実力を確認した上で同じくらいになるような組み合わせにしている。必然的にカジュアルに近い人は本イベント内で一番強い人と組む形になる。要はカジュアルだと謳ったくせに自陣で実力差が明確になるのである。この組み合わせは一般的であるが同時に半分博打である。下手をすればよりモチベを落とさせる試合内容になりかねないし、“下”の兆しがあった人間が完全なる“下”として顕現する、“上”の人間にもつまらない思いをさせてしまう等々。チームバランスに差がある事はそれ以上にまずいとは言え、チームをするということ自体に不安要素がいっぱいだった。
それでも敢行、目の前でランカーと接して、このゲームに本気で取り組む事の楽しさを再確認してもらえればナンボ。
一般のオフでもランカーに声をかける事、フリーをする事は勇気がいるし、共にチームを組むなんて夢のまた夢(Beeスマルールには頭が下がる)。そんな頂に触れる機会をもカジュアルに(この言葉便利だな)、目の前の猛者に、そのプレイに気軽に憧れる、かっこいいと思う。その思いをもっとリアルに感じて欲しいと思った。
燻ってるのか、燃えてるのか
もとより一番楽しみ直して欲しいのがカジュアル層だってわけで話はスタートするが、上も下も相手取るのがこの催しの主題。当然間の一番人口の多いクラス帯を満足させずして何が祭か。
僕はこの空間を皆々の活躍の場にしたい。ターゲットそして発端はカジュアル層であるが、“既に上を目指しているからと言って、ここで上を向けない理由にはならない”と考えた。
つまりは中堅層、1400-1800帯の戦乱を嗜み、一度はガチの向こう側の匂いを知ってしまった人たち。彼らは当然シングルスのビギナー大会にどんどん足を運んでいるし、事実参加者の多くはBeeスマの常連。別段彼らにこの企画の中で何かしなくても問題はない人達も“満足してもらう”という欲張りを実現しなくては単なる下層の人達の満足空間になってしまう。
結論から言えば今回のチーム優勝者がこの目論見の回答であり、欲しかった答えだ。
メインサムスながら今回サブネス一本で臨む覚悟をした一人と、ネスクラウドのダブルメインなから練度において単使いに遅れをとりかねないという焦燥感に駆られたメイト中毒者。
もどかしさを感じることが多いであろう2人のペアの優勝は、彼ら自身の強い自信に繋がったのではないかと思う。
ネスな男の子はミラー求めてる
下に置いて、中を読んだらあとは上を見てから咎めるだけ。
レートにして1400未満〜1800を視野に入れたイベントで2000ランカーが何言ってるかなーと思えば、「悔しい」と一言。
やっっっったぜ。
「つまんなかった」って言われたらオヒンオヒン泣いてすいません万年適正1450がたいそうな夢掲げて…ってなるところなんだけど、
見て。こいつ発作的に悔しくなってる。準優勝が堪えたらしいぞよーーーしよしよしよし俺の思惑通りだガハハ!
ほろり。
共感という感情はグローバルワイドなツールで、バラバラなどんな層でも、性別も歳も関係なく同じ思いを持つことができる。テレビ越しにサッカーを応援する人々は全く遠くの人とも、なんならプレイヤー自身とも思いを同じくできる。それが生で体験できれば尚更。
今回のオフは皆が同じく勝って嬉しいを、負けて悔しいを感じ、それこそ気軽に共感しあえた様に思う。
…いやなんか違うな。
片方自分に酔ってるわ。ごめんここまでの6,000字は妄言です。
あっと…えーと、み、みんな楽しかったかなーー????
その他
この切り抜きはプライバシーを無視するので鍵を貫通する。
君らの火が消えない限り、この狂気の祭典もまた続いていくはず。
キミがオバサンになっても、ぼくがおねーさんになっても。
君らがまた来たいと言ってくれるならきっと開催される。
みんなの憩いの場として、強くなれる場所として、憧れられる場所として、おまえのばしょとして。
…たぶん。わかんね、最近忙しいし。でもほら、俺さ、働きたくて働いてるんじゃねえのよ。年に何回かこう言うことして馬鹿騒ぎしてえからそのために稼いでんの。そうだろ!アンタも!
というわけで。おやすみなさい。