メガロスマッシャーおもち

世界を救えない方のぼくのブログ

キャラ窓について徒然

このゲームの全キャラがそろったこのタイミングでこの内容を書こうと思ったわけは、他でもない「4年間面倒くさくて書く気がしなかったから」である。

なぜ今書く気が起きたかというと、これも他でもない「何となく自分の中に機運ができたから」というだけのことである。

 

 

キャラ窓って何?

スマブラXあたりから存在し始めた、各キャラクターの情報を共有することを主な目的としたコミュニティグループのこと。

当時はネットの発達なんてたかが知れており、スマ知識については2chに張り付いて情報を得るのが限界といった具合。そのため、わずかでも情報収集しようとなると、今は亡きmixiだの、skypeだのそんな感じのツールを使って共有するくらいしかなかったのである(ワザップよりはましだろ)。

後で聞いた話によるとスマコムと呼ばれるSNSツールがあったとのこと。その時代には僕はいませんでした。

ツールは変わり、多様化し、ゲームタイトルは変わり…そんなこんなで、今日に至り80余のキャラ窓なんてものが乱立存在しているわけです。

 

キャラ窓の目的

古来は「強くなるための情報収集機関」以外の目的は極力排除されていたように感じます(当社比)。

こんなことを書き始めて言うのも何ですが、私はssb4から窓に入っていたので、X時代の一番殺伐とした窓体制については詳しくは知らないのです。クソ無責任で草。

ただ言えるのは、ssb4期でも何か窓内でいざこざがあるたびに、「あくまで情報収集のために入ってんだからなれ合いとかごめんなんだよ」みたいな意見を数回もらった/見かけたことは確かです。

じゃあ今はどうなの?っていうと、たぶん「コミュニティ」の色が強いように感じます。

根拠としては以下が挙げられます。

・情報の開示

過去情報の少ない時代に比べ、まずネットがもう少しまともになったため、玉石混交とはいえ一般人がスマブラの競技的な情報を得る手段が豊富になった(必ずしも窓の門をたたく必要はなくなった)

・競技性の軟化

対戦環境は公式によって整備されただけでなく、上記のように情報が簡単に手に入るようになった、またそういったプロの対戦を見る機会も非常に豊富になり、ライトユーザーが気軽にこのゲームを「タイマンゲーム」としてプレイしやすくなった

・”血の気”の低下

ライトユーザーの流入により、単純なスマブラ人口(ここではタイマン目的の人を指す)が増えただけでなく、目的基準が多様になった(大会目的、ストリーマー等)ために、「大会目指してねえ奴は入ってくるんじゃねえ」という空気のほうが少数派となった

 

上記から、ほとんどの窓が窓を開放、あるいは比較的緩い条件での参加を良しとして運営しているでしょう…といっても、大半はそんな変遷を知った老害が運営してるわけではないので、「窓ってこういうもんなんでしょ」って感じで前任の運営体制を引き継いでるのが一般的かとは思います。

皆の認識からズレがちな部分を重点的に書いてますが、当然対戦募集やキャラ対策、各種テクニックや検証については昼夜活発に行われてる(そうだよな?)のでそこんところはご安心を。

なんか窓はそういうのじゃないって言う記事だと思われてるっぽい?あっぶねーバレないように追記追記

 

☆目的のところの補足

「コミュニティの線が強い」って話をすると具体的にどうなるかというと、まず管理者がランカーじゃない窓が存在します。

過去窓の設立は時の全1に近い人が作って管理も客寄せパンダも兼任していたわけですが、今は運営がうまい人とかおしゃべりが好きな人とか、検証が好きな人とかそういう人に引き継がれているパターンも少なくないです。

必ずしも強くなければダメ、という空気がないと同時に、より多くの目的を内包するため、直接的な対決を目的としない催し(制限大会やアイテムあり等)なども普通に行えば、原作に関する雑談やイベント、果てはスマブラと全く関係ないゲームやオフ会の募集を行うところもあり、それはイレギュラーな取り組みではありません。

窓に参加する人々の目的について、「単に話し相手が欲しい」なんていうのも、昔はお断りみたいな空気を出すところも珍しくありませんでしたが、今は大半がこのようなカジュアルな理由での参加かなと思います。

何が言いたいかというと、窓の在り方も参加者の目的も多種多様というわけです。

下項で補足しますが、基本的にはある程度気軽に門を叩くことができ、同時に気軽に遊びに来れるように仕組みは整っているかなという印象です。

 

窓の体制、方針、規定その他もろもろ

・窓の体制

キャラ窓が今どんな形で存在しているかというと、とりあえず全キャラ分の窓が存在しており(そうだよな?)、それらの対抗戦の締結や相談、諸々話し合いができるための場として対抗戦窓(窓主窓)が存在しています。

もちろん、必ずしも対抗戦窓を通さないと窓間のやり取り不可みたいな事はないですが、募集するのに便利だから使ってるよ、って感じです。

 

・窓の方針や規定

窓は別にグループ会社でもないし、のれん分けというほどの共同性も持ち合わせてない歪な空間です。「〇〇窓にはこういう仕組みがあったのに、××窓にはないんだけど」みたいなのは普通にあります。大半が窓主の手腕とやる気+窓民の人口に依存しており、活発なところほど細かいチャンネルが生まれては消えていたり、意見箱に色々入ってるし、イベントが豊富という感じです。逆に言えば管理体制が腐敗してるところは何にもないし、意見もまともに通らないし、そもそもイベントを開催しても誰も来ないです。何でこんなこと言うのかって?早めに行っておけば何かあった時カルチャーショックも軽いだろ。

同時に規定も様々です。「誰でも自由に参加OK」というところもあれば「そのキャラを一定回数使っている」、「大会でメインとして出す気がある」、「他窓に入っていない」等々、全然統一されてません。要はクッソカジュアルな窓もあれば、古来のmixiの如くガチ以外お断り!というところもあります。

じゃあカジュアルなところはよくて、お断りしてるところが変なのか、またその逆なのかというと一概には言えなかったりします。というのも、キャラの人気(人口)やプレイスタイルによって窓参加を希望するユーザーの"質"が大きく異なるからです。

たとえばお手軽キャラや大乱闘向きのキャラはユーザーの民度すらカジュアルになる危険性があり、「とりあえず窓に入る」とか、「1,2回使ったから窓入ったけど飽きたからもう使いません」という人も招き、同時にそういう人は「このキャラで勝ちたい!大会も目指したい!」と言ったような真面目なユーザーの神経を逆撫でするような行為(ナメプやキャラ批判、無気力試合等)を行い、結果として荒れた、という事件は実際にあるレベルです。

また、いわゆる壊しキャラ、コンボキャラ、弾キャラは”カジュアル層”のヘイトを買いやすく、窓を荒らすためだけに参加してくる様な不届き者も非常に多いです。

よかったら「自動振り向き」で調べてみてね!切れて喧嘩売りに行ったやつが出てくるよ!

 

・その他

よく話に上がるのは、「なんでこういう機能導入してくれないの?」っていうのと、「身内ノリがきつい」って話。

前者については、別に管理者は全員がプログラマーではないので、導入するだけで簡単に機能するbot等で済ます人は多いからそんなに言わないで~!って感じです。

後者については直近でもずいぶん話題でしたが、窓民が100人を超えていて、常駐民が2~30人いるような状況で言われてもそれは身内ノリじゃなくて"風土"だよってことは理解してもらいたいところ。

後者については説明するだけで1記事書ける面倒さなんですが、身内ノリと風土の違いに留意して意見したり批判するなりしないと、「あーこの人は部長とかクラブ長とかの経験ないんだろうな~」って思うよっていう話。

 

終わりに

徒然と文章を書きましたが、キャラ窓っていうのはカジュアルな空間で、多様な目的を認める場所になりつつあるよ、っていうところがミソです。

気を付けたいのは、あくまで過去の目的である「勝つための情報共有の場」という本筋は失っていないということです。

つまりは、「楽しく過ごす場」という考え方を持つ人が「勝利追及の糧」と考えている人を阻害してもいけないし、逆に自分の勝利のために他人の「心のよりどころ」を破壊するべきではないのです。

 

所詮ゲームの小さなコミュニティですが、もはやこれは小さな社会形成でもあるんだよってことはちゃんと理解したうえで窓の門を叩きましょうね。