メガロスマッシャーおもち

世界を救えない方のぼくのブログ

ネス窓主として過ごしたスマブラSP

こんばんは。

 

初めましての方ははじめまして。

前作スマブラforWiiU最後のネス窓主にして、今作スマブラSP発売当初から今に至るまで、ネス窓の管理者であり続けた(ている)男、あんころもちと申します。

いきなり窓主とか名乗られても意味不明かと思いますので説明しますと、このゲームには非公認・非営利目的の団体として全キャラクター分(一部統合)の使い手達が主体で動くディスコードサーバーがあり、私はその中でネスのキャラサーバーの運営・管理を担当しています。

有志の活動なので、代替わりしたり辞めたり色々なんですが、なんだかんだで今作の発表から今に至るまで、ずーっと窓主をやっちまってるという感じです。

 

 

このゲームが発売してから早4年、何か記念になるようなモノでブログを一筆したいな、と思い、存在を認知しながらも中々執筆に参加できなかった本企画に今回はじめて筆を取らせていただく次第です。

 

企画元はこちら。

https://adventar.org/calendars/7667

本企画の企画者も元ネス窓主だったりします。

 

4年間を総括しようかな、と思ったんですが、特に時系列で書いてもつまらないと思ったので、窓という空間とその周辺のお話について、パッと思いついた内容で、こう思うよ〜とかこういうことがあったよ〜って感じで話を膨らませようかなと思います。

上の方はみんなにも馴染み深そうな要素、下の方は僕が勝手に総括(思い込んだ)したことって感じです。

 

 

窓の在り方

色々言いたいことはあるんですけど、1番変わったなっていうところとして、キャラ窓サーバーの在り方が大きく変わったと感じたのでチョイス。

過去の記事に似たようなことは書いたんですけど、改めて書き記そうと思います。

本来窓のルーツはX時代のmixi?だったかもっとヘンテコなツールをベースに運用されてたようで、私が入った時はギリギリSkypeが生きてた時代でした。

ディスコードに変わったのは4の途中なので、大体2015年くらいだったと思います。

そういったツールの違いはさておき、変わったのは「窓の目的」というところです。

本来窓の人々の利用目的は「情報収集の場」というのが100%と言っても過言ではありませんでした。

原因には以下が挙げられます。

 

スマブラ自体の本格的な対戦ゲームとしての認識が弱かった

攻略サイトがなかった

③を作ろうと思ったけどほぼ①に集約されてた

 

意味合いとしては、「所謂公式からタイマンゲームとして認知され、その為の取組が行われるといった動き自体が少なかった」というところです。

まず、スマブラにおいて公式によってタイマンを想定したルール作りがされ始めたのは4からです。

今は馴染み深い「終点化」という仕様が導入され、“どんなステージもタイマン向きになる”というシステムが生まれたのはこのタイミングです。

尚、終点化はステージごとに形状すら異なり、崖コマができなくなるからガウル平原、壁キックができるからフェリア闘技場など、終点化内の謎のステージ選択があったりした他、戦場化は未実装でした。

何が起きてるかというと、タイマンゲームとして公式からのテコ入れがほぼないのです。

そうなると、今こそ乱立している攻略Wikiもそこまで盛り上がっておらず、あっても今とは違った意味でクソみたいなのしかなかったりと、とにかく情報収集が出来ない。

まともになりつつある今でも、細かなキャラ対や特殊な仕様などは検証wiki2ちゃんねる、個々人のブログにあるかないかというところなので、当時はもっときついものがあったと言えます。

そういう中で1キャラクターのまとまった情報を入手・提供できる場所としての窓はそれなりの需要があり、同時にこの目的を発端として発足した空間でした。

「じゃあそこから今に至るまでに何が変わったんですか?」というと、まずゲームに対する考え方の変化がスマブラにも浸透し始めました。

いわゆるeSportsとかいうやつです。

Xはともかく、4時代にもスマブラでご飯を食べるプロスマブラーなんかはいましたし、日米の親善試合を公式で執り行うくらいにはそれなりの盛り上がりこそ見せましたが、公式から直々にタイマン想定の戦場化、小戦場のようなステージが提供されたように、スマブラというゲームに対するテコ入れはSPからが顕著であると思います。

それはさておき、窓に対してどう影響したかという話ですが、簡単にいうと別に窓で情報収集する必要がなくなりました。

YouTubeでキャラの名前で検索すればランカーやプロアマ問わず解説動画が乱立し、クソの役にも立たない企業wikiの個別攻略ページも湯水のように出る始末。

要はとりあえず強くなるための土壌がもっと公に存在するようになったため、必ずしも窓とかいうある種の閉塞空間で情報のやり取りをする必要がなくなったのです。

代わりに、窓は次第にコミュニケーションツールというフィールドとして能力を発揮することになります。

窓という空間、特に自分の所属窓はそこそこ活発だよ、という人はぜひチャンネルの数などに注目して欲しいのですが、おそらく“無駄なチャンネル”がやたらあるのではないでしょうか?

誤解を恐れずにいうと、情報収集ツールとしての窓、要は強くなりたい人が活用する空間という観点から考えれば、最早なんの効果も示さないチャンネルがわざわざカテゴリ分けされてたりするかもしれません。

なぜか複数ある雑談、原作のゲームに関するチャンネル、最早スマブラともキャラとも関係ない別ゲームの募集チャンネルetc…例を挙げればきりがありません。

参考程度に、ネス窓の新旧チャンネルを見比べたいと思います。

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すいません、困惑するほど新窓側の要素が多かったので、カテゴリを省略しました。

正直わざと同じくらいに見えるような載せ方してるレベルですが、カテゴリの説明を見るだけでも“強くなるためには至極どうでもいいチャンネル”がありそうなのが見て取れます。

これらの要素は、皆無ではないにしろ、どこのキャラ窓についても言えるに過去窓に比べ顕著に増えた部分」だと言えるでしょう。

これは別段窓が良くなったとか、悪くなったというお話ではなく、窓の役割が変わった証拠のひとつだと考えます。

つまり、キャラ対やテクニックといった情報を求めてくるユーザー以外に、単に同キャラ使い同士(最早スマブラやってれば同キャラ使いでなくても良い)の親睦を深める様な目的のユーザーが増えた、あるいはそういったユーザーの勢力が大きくなったということです。

情報収集の場の側面が強かった時代にも、必ずしも交流目的の人がいなかったわけではありませんが、今の方が「交流が目的である」という意図を顕著に示していたり、そういった方の発言や文字通りの交流の姿を見る機会は明らかに増えています。

先日、上記と同様の記事を書いたところ、某窓に勝てる様になりたくて入ったというユーザーから「窓内に本気じゃない奴がいていつも疑問に思っていたが、本記事を読んで納得した」という旨の連絡をDMにていただきました。

当然本来はそれが目的の空間ですし、今もその機能を失っているわけではないです(故にこの方の姿勢は正しいです)。

ただ、いわゆるガチとエンジョイの人口比率が変わったというだけです。

長々と結局昔話しててマジで老害なんですが、一言で済ませるなら「窓はコミュニティの空間として大成したよ」に尽きます。

 

使い手で集まるオフの需要

上の話が所謂オンラインの部分だとすると、オフライン側のちょっとした話。

あくまでウチ(ネス窓)だけの発達や需要の推移かと思いきや、そうでもないので記載。

宅オフやランカー同士が楽しそうに対戦会開いたり飲み会してるのとは別、もっとふわっとした「◯◯使いの集まり」という空間の需要と供給です。

先日、ネス窓オフではなく“ネス使いオフ”を開催したところ、多くのネス使いに参加いただけただけでなく、「今回が初めてのオフ会です」という方も多く来られ、成功という形で終えることができました。

同時に、他窓でもこういう取り組みをしてみたい!という声が出たと同時に、逆に上記のような催しの供給が足りていないという事実があることに気づいた、ということがありました。

どういう話かというと、以下の要素から成り立つお話。

 

・ある程度オフに来てる人はオフに来てる人同士で集まる

・ゲームのカジュアル層は増えるが、カジュアルなオフが思ったより少ない

・オフ慣れしてない人からすると対戦会以上のオフのハードルが高い

・近くに仲の良い人間の宅オフがない

 

「オフには行ってみたいけど、仲の良い人や話すきっかけになる要素があんまりなくて不安」みたいな話があったり、「初対面でいきなりキャラ批判から入られて最悪だった」なんて話は、私のように窓主という立場じゃなくても耳にする話ではないでしょうか?

というか実際そういう話を皮切りの一つに「じゃあオフ慣れした人間を主軸にはしつつ、同キャラ使い同士の気軽に参加できるオフを作ったらどうだろう?」という取組でやってみて実際うまくいったという感じ。

厳密には窓という括りは関係ないのですが、開催にあたるスタートメンバーの確保、いわゆる火付として窓が一役買ってくれたわけです。

対戦も楽しめるカジュアルなオフ会として、またこれから強くなろうかな、という人の初めてのオフのスタートアップとして、そして身近な交流の場として、こういった催しの必要性がありつつも、コロナだったり色んな理由で実はそんなに開催されてない様子。

幸い、レンタルルームなど対戦・交流環境を用意することは難しくないため、これを機に是非とも試して欲しいな、という思いがあります。

 

窓主決めで揉める話

クッソどうでもいい話。

窓主とは何をする役職かというと、上に述べたようにキャラ窓というディスコードサーバーを管理するポジションです。

具体的には参加者を管理したり、チャンネル等を自分なりにいじってみたり、対抗戦のようなイベントを開催したりなど。

別段これをしなければならない、というものではないですが、とりあえず対抗戦をやってたり、最低限のチャンネル管理はどこもしてるようです。

そんな単なる管理者の窓主の選定ですが、窓によって就任自体くそ揉めたり、交代するのに炎上しながら後任に引き継がれたりと昔から今までずーっとしょうもない事になってきました。

過去窓は当時の全1ランカーが建ててましたが、今は窓の管理力が高い人が建てたり、影響力の高いインフルエンサーなどが引き継いでることが多い感じがあります。

窓主自体は非公認組織の管理者なだけあって、基本的に凄い人間ではない上に雑用が多く、何かあるといの一番に燃やされるという大変おしゃれなポジションです。

しかも決定までに大変揉めます。

あるときは自称窓主が大量発生して揉め、あるときは現窓主が気に入らないとして“ガチ◯◯窓”とかいう別の窓が台頭し、ある時は窓主が何度も注意されたのに無事やらかして辞任を余儀なくされた際、「お前らも道連れだ」と他管理者を巻き込むなどの最後の抵抗を見せてみたり。

窓主が普通に悪かった時もあれば、普通に可哀想だった時、ちょっと対応が悪かっただけでランカーに燃やされて引退させられたりしたような案件もありました。

とにかく矢面に立つせいで、うまく行くのは当たり前、そうでない場合は全ての責任をとって辞任、みたいな空気をずっと背負わされてたように思います。

ちなみに窓主の就任自体はどんな感じでやってたかというと、自主的に手を上げたパターン、どのみち揉めるから管理ができそうな人格者を推薦したパターンなど様々で、そういった選定を最終的にはキャラ窓主の会議用サーバーにて行う、みたいな感じでした。

「そもそもそんなサーバーで勝手に決めるもんなのか?」と言われたこともあり、会議サーバー内でも「我々が勝手に決めたり手配をする権利も義理もないんじゃないか?」と悩んだこともありましたが、結論は「放置して連絡網が崩壊したり、新規ユーザーが困るほど窓が乱立するくらいなら、元々こうやってできたサーバーが多少なりとも干渉する方が、無駄な揉め事を省けるし、界隈の発展の阻害をしないだろう」というような理由から、最後のソラ窓までサーバーテンプレを準備して譲渡するような形で窓開設をしてました。

何の話?って話ですけど、マジで窓とかいう空間の愚痴みたいなもんです。

ほんと、窓主になってから円滑に交代したり、今までずっと窓主やってる人とか偉いですよ、偉い。

 

ネス窓主について

ネス窓が窓として成り立った時から数えると私は4代目に当たる窓主です。

1代目はみんな大好き時の全1緑ネス。

2代目はこの企画の創始者であり筑波スマサーの創設者。

3代目は高校生ながらスマバトの運営も兼ねるマルチタスクマン。

4代目が私です。

厳密にはさっき言った旧コミュがあるので、管理者的にはあと4、5人歴代が増えるみたいですが。

ちなみに私が窓主になったの自体は、実は炎上スタートみたいなところがあります。

当時を語るとつらくなっちゃうので割愛します。

私が窓主になった際、意識してたことと今の窓の在り方はずいぶん異なったかなと思います。

当時はどうしても強くなる場所というイメージが強く、関係ないことを喋るのも×、というような認識のもと運営していました。

私自身、4→SPで旧ネス使いが皆ネスをやめていったことに無力感と焦燥感を抱いており、過去の人が帰ってきたくなるような場所にしなければ、今まで望まれていたようなネス窓を作らなければ、というような思いがあったことを覚えています。

当時は「所詮窓なんで情報収集の場だし(馴れ合いなんか求めてねえよ)」とTwitterで陰口を言われたこともあれば、「窓主のくせに弱いのか、発言一つ考慮できないのか」と面と向かって言われたこともあります。

極め付けに「ネスを使うと友達に嫌われるのでやめます」と啖呵切って窓を抜けられた時は発狂して血祭りにあげてやろうかと思ったこともありました。

今は全然気にして…ますよ今でもマジで気に入らないですよふざけんな全員ブッ◯す。

色々疲れて、考え方を変えてみて、もうなんでも好きに話せばいいようにしたし、スマブラと関係ないチャンネルを馬鹿みたいに増やしてみたり、遊び系のイベントを開催してみたり色々試して、気づいたら4年が経ってました。

私が今日に至るまで窓主を続けてこれたのは、SPからのご新規のネスさん達のおかげです。

結局新しい環境には新しい人が来てくれて、その人達は「ネスが楽しい」と言ってくれて、結果も出してくれて、「ネス窓にいるのが楽しい」と言ってくれるようになって…。

人によっては「今のネス窓は良くない、面白くない、居心地悪い」という人もいるかもしれません。

万人向けの空間としても、強くなるためだけの空間としてもきっと未だ二流のサーバーかな、と思うところもあります。

それでも何人もの人が常駐というレベルで窓に来てくれて、オフ会なんかも開催できて、「またみんなで集まろう」「オンなら明日にでも会えるだろ」みたいな他愛無い話ができることがこの4年間窓主やってきた一つの到達点なのかなと思ったりしてます。

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得体の知れない名前のやつがいるけど、平日の真夜中でも休日の対抗戦でも、みんないてくれるなら私は満足です。

 

で、なんでお前ずっと窓主なの?

知らんよ、窓主引き継ごうかなーと思った相手が受験でいなくなったりネスやめてみたりしやがったんだよ。

もうここまで来たら俺が窓主やる方が手っ取り早いのでは?と思った時には窓主歴がトップになってしまい、変なポテンシャルになってしまいました。

もはや誰にも窓主を譲りませーん!!!

かつて「知名度目当てで窓主になったんじゃねーの?」という言葉をかけられた新人窓主がいましたが、窓内で“窓主”としか呼ばれなくなってしまった身としては知名度もクソも無い。

あの…窓民諸君、俺の名前を覚えてるやつおらんか?

知名どころか名前が窓主になっちゃって、これからどうするのー!?